Youtubeを観てて、すごくビックリした曲。2005年に発表された宇多田ヒカルのシングル曲「Passion」のPV。ゲームの主題歌になっていたそうだけれど、私は全然ゲームをやらないし、2005年ごろはテレビもラジオも聴いてなかったから今日初めて聴いた。こんな曲出してたんだなぁ。宇多田ヒカルが天才であることは、プリンスやモーツァルトが天才であるのと同様に自明なことかもしれないけれど、これは斬新過ぎ、天才。ピンク・フロイドとエニグマが融合したみたいな曲で、とてもヒットチャートを意識して作ってるとは思えない。
また先の展開が予想できなさもすごい。以前友人が「宇多田ってピアノを適当に弾いて、自分が気持ち良いのを見つけて、適当に曲作っていそうだよね」と言ってたけれども、この「読めなさ」はその言葉を納得するものに変えてくれるように思う。「Aメロがあって……サビがあって……繰り返しがあって」という構造が把握しにくい。特に3:00ぐらいの展開は、シューマンの交響曲みたいな唐突さである。異常だよ、これ。
有線で流れてた「Keep Tryin'」を耳にして、メロディラインの不思議さにもびっくりしたけれど「Passion」はその驚きをはるかに上回る。あと歌詞のセンスもすげー。
カラオケでうたうときもちいよ
返信削除メロディの着地点が普通の人より3メートルぐらい遠いよな、宇多田。フレーズ感が切れない。
返信削除Passion良いですよね。私もこの曲を初めて聞いた時はすげーって思いました。PVも大好きで何回も見ました。
返信削除この斬新さ、リアルタイムで聴きたかったです。宇多田のセンスがうらやましい。
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