ノット・エフェクター・パワー!

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 オダギリジョーが出演する車のCMに楽曲が使用されていることで、再び注目が集まっている(?)キング・クリムゾン(TOYOTAがクリムゾンの曲をCMに使うのは、2回目だ)。久しぶりにYoutubeでクリムゾン動画を探していたら、新しいライヴ映像が増えていました。


 最初にあげたのは1984年の来日ライヴでの「Discipline」。アフロ・ミュージックをここまで白っぽく解釈しなおしたロック・バンドでは、クリムゾンの右に出るものはいないでしょう。ペイント・イット・ホワイト!ベースとドラムが変拍子の軸を作り出し、そこにエイドリアン・ブリューとロバート・フリップのギターが異なるリズムを重ね合わせていく。そのテクスチュアは、リゲティとも通じているように思えます。素晴らしい。特にロバート・フリップの髪型なんか最高ですね。



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 さらにこちらは1996年の来日ライヴでの「Frame By Frame」。90年代にダブル・トリオ編成で再結成されたときのパワフルなメンツ。何が素晴らしいかって、ここには昨今のポストロックで聴かれるような「エフェクター・パワー」が存在しないって言うこと。Line6の緑色のディレイも、カオス・パッドも、iBookも、ここでは使用されていない。偶発的に面白い響きを生み出すツールは一切使用せず、ガチガチにリズムをコントロールしていく能力はリスペクトに値します。足腰が弱ったプログレオタクのオッサンのオモチャにしておくには、ホントに勿体無い。



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 これも2003年の来日ライヴ(なんでこんなに来日ライヴばっかり……)。曲は「The ConstruKction Of Light」という曲。この曲は2000年に発表されたアルバム『The ConstruKction Of Light』のタイトル・ナンバーになっています。このアルバム、90年代の再結成時のアルバム『Thrak』の次に発表されたんだけど、若干地味なのと「メンバーが2人減った*1だけで、あんまり変化なくね……?焼き直し?」という感じなので無視されまくっていた一枚。この暗さと重さが良いのに……。何よりこの映像、エイドリアン・ブリューが醸し出す「グンゼ感」が素晴らしすぎるだろー。髪型もなんかお茶の水博士みたいだし。





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 あと素晴らしかったのがこの「Heroes」のカヴァー(オリジナルはデヴィッド・ボウイ)。はっきり言ってボウイがライヴで歌ってるのより断然良い。こんなにポップな曲を弾きながら、ニコリともしないロバート・フリップも素敵です。




*1:トニー・レヴィンとビル・ブラフォードが脱退





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