残暑のイタリアン・ロック祭

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 誰も興味がわかなそうな雑感めいた文章をアップしたついでに、70年代のイタリアで活躍した(かどうかは定かではない)ロック・バンドの動画をたくさん貼り付けようと思います。まず手始めに、ニュー・トロルズ。重苦しいオルガンのソロからヴォーカルの絶叫、上半身裸のドラム。みんなまとめて南極に行ってもらいたいほど暑苦しい。



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 オザンナ。もはやこの衣装はカルト教団の幹部にしか見えません。このバンドにもフルートのメンバーがいますが、当時のイタリアには「インチキなディープパープルっぽいギター+フルート」みたいなバンドが多いです。食えない音大生がみんなこのテのバンドに入ったんじゃないか。



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 ゴブリン。ダリオ・アルジェント監督作品の音楽を支えたジャズ・ロック・バンド。キワモノ感たっぷりのバンドが多いなかで、ここまで「ちゃんと(笑わずに)聴ける音楽」を演奏していたゴブリンは貴重な存在と言えましょう。



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 ゴブリンのキーボード奏者だったクラウディオ・シモネッティがバンドを脱退してソロになったときの映像。このサイケな映像と激しいリズムトラックが、荒れた音質・画質と相重なってさらに狂気を感じさせます。正直「キース・エマーソンの映像だよ」って言われても見分ける自信はないけど。イタロ・ディスコってよくしらないんですが、こういうのも入ってくるんでしょうか?



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 アレアのデメトリオ・ストラトスがアントナン・アルトーの戯曲(?)を一人で上演している様子を収めたニュース映像。特殊効果いらずの超絶パフォーマンス。



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 もう一個、デメトリオ・ストラトス(後半はアレアの演奏)。おそらく70年代のイタリアでホーミーができたのは、この人だけでしょう……。ちなみにこの人はエジプト生まれのギリシャ系イタリア人。ワールド・ミュージックに注目が集まるより遥か前に、アラブ系の音階と変拍子をフリージャズで演奏してしまったアレアはやっぱりスゴい。



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 レ・オルメ。フルートが在籍するバンドも多いけど、キーボードが主体となっているバンドも多いような気がします。「なんかイギリスじゃプログレっちゅーもんが流行っとるらしいぞ」、「なんだそれ食えんのか?」、「どうやらクラシックとかロックとかジャズとか混ぜちまった音楽らしい」、「イギリス人が好きっていうなら俺らもやるべ!おめぇ、昔ジャズでドラム叩いてだべ?」とかそんな感じの飲み会ノリで結成されてそう。元々は場末のクラブでインチキなビートルズのカバーとかやってたバンドが母体とかで。



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 バンコ。こちらは1984年の映像でプログレからディスコ路線に逝ってしまった頃の映像。ヴォーカルのヒゲで巨漢のオッサンは「年を取ってこうなった」わけではなく、このデビュー当初からこういうヴィジュアルです。声は綺麗だけれど、それ以外はフロントマンとして活躍できる要素を一切持たない稀有な存在。微妙にマイクの持つ部分が長く見えるのも良い感じです。



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 フンカ・ムンカ、というバンドがプログレ・フェスに出演して他人の曲(プロコル・ハルムの『青い影』……)を熱唱する映像。全然面白くないけど、折角フェスに出演しているのに他人の曲を歌っている姿が可哀想すぎるのであげておきます。



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 プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。彼らがおそらく最も広く知られていたイタリアのバンドだったはず(イエスのツアーで前座をやったり、EL&Pが作ったレーベルからレコードを出している)。これでも他と比べるとすごく垢抜けたサウンド。



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 最後はアルティ・エ・メスティエリのドラム、フリオ・キリコ。総合格闘技の世界でも充分食っていけそうな肉体から生み出される超絶テクニック。大きく隆起した大胸筋のなかにこれまで紹介したイタリアの暑苦しさが凝縮されているとも言えましょう。以上、嫌がらせのようなエントリおしまい。





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