プログレッシヴ・アルバム・オリエンテッド・ジャズ・ロック

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 英国ジャズ・ロックの動画を紹介するシリーズも今日でおしまい。最後はビル・ブラフォード&アース・ワークスです。これはイエス、キング・クリムゾン、その他様々なプログレバンドを渡り歩いてきたドラマー、ビル・ブラフォードが結成したジャズ・グループ。狭義の「ジャズ・ロック」から外れてしまうように思いますが、ブラフォードの長いキャリアのなかで最も良質な「リーダー作」を生み出しているのがこのバンドだと思います。



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 変拍子で演奏されるAOR風ジャズみたいに聴こえ、とてもカッコ良い。ブラフォードとは2回り以上離れた年齢の若いミュージシャンが、クラブ・ミュージックっぽい要素を運んできているような感じもします。ある意味、現代性を持ったフュージョン、というか(この曲はスティーヴ・ライヒみたい)。



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 ブラフォードのドラム・ソロ。そもそも彼がこのバンドが結成した理由が「クリムゾンでエレドラばっかり叩かされて飽きた」からだったそう。キンキンに皮を張った特徴的なドラム・セットを「プログレ時代」よりもずっとシンプルにまとめ、衰えることをしらないパワフルなプレイを聴かせてくれます。



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 こちらはアースワークスの前身とも言えるジャズ・プロジェクト、“ブラフォード”時代に書かれた「Hell's Bells」という曲。このブラフォードというバンドもメンツがすごくて、アラン・ホールズワース(ソフト・マシーン)、デイヴ・ステュアート(ハットフィールド&ザ・ノース)に、ゲストでエディ・ジョブソン(キング・クリムゾン)、ジョン・グッドソール(ブランドX)なんかが参加して当時のプログレ/ジャズ・ロック系のバカテク・ミュージシャンが勢ぞろいしていました。曲は今聴くと、やっぱりかなりダサいんだけど。



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 こちらが「ブラフォード」による演奏。ムーグ・シンセ二刀流でコードを弾かれると、ますますジョー・ザヴィヌル感が出てしまって「ウェザー・リポートじゃんこれ!」とツッコみをいれたくなってしまいます。が!、アラン・ホールズワースのギター・ソロは聴きどころ。弾き方が綺麗過ぎて、本当にゆっくりに見える……(スロウハンド!)。



Part & Yet Apart

Part & Yet Apart







 ちなみにアースワークスは90年代後半にブラフォード以外のメンバーを総入れ替えしています。本日紹介したのは、その新生アースワークスの方(旧アースワークスよりずっとアコースティック寄りのサウンド)。そしてこちら↑が新生アースワークスの第一弾となったアルバム。オサレかつダンサブルかつ変態っぽい、さらにバカテクという点で名盤と言っても過言ではないと思います。





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