今読んでいる本、2冊

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アドルノ (岩波現代文庫 学術 178)
マーティン・ジェイ 木田 元 村岡 晋一
岩波書店 (2007/08)
売り上げランキング: 227754



 帰りの電車の中で読み始める。「アドルノが難しいのは、難しく書いているからだ」と決まりごとみたいな文句が序文に並んでいるを読んで「アドルノが難しいんじゃなくて、世界が難しいんじゃねーの?」とか思った。世の中はとっても複雑で、まずそれが先行している。普通の人なら、それを理解できるように簡単な言葉へと翻訳しようとする。または、ちゃんと「翻訳できるところと翻訳できないところがありますよ」と言ってから翻訳可能な部分について翻訳しようとする。でもアドルノはそうはしない。翻訳不可能な部分を含めて、記述しようとする。だから、必然的に彼の文章は難しくなる。アドルノは世界に忠実なだけだったんじゃないのか?――「彼の文章が難解なのは彼が芸術家であったからであり……」なんていうのは「ドヴォルザークのメロディがドロ臭いのは彼の実家が肉屋だったからだ」と同じくらい意味がない。



Minima Moralia: Reflections on a Damaged Life (Radical Thinkers)
Theodor W. Adorno E. F. N. Jephcott
Verso Books (2006/01)
売り上げランキング: 45927



 こちらも並行中(1日に2段落ぐらいしか進まない)。まだ「献呈の辞」だが、結構面白い。哲学の術語が英語になるとさっぱりわかんねぇ。





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