陳其綱

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 中国出身の作曲家、陳其綱(Chen Qigang)の作品の映像(一部)。映画に詳しくないからよくわからないのだけれど、『紅夢』というタイトルで公開された中国映画のバレエ版らしい。この作曲家は、フランスに留学してメシアンの元で学んでいたというだけあって(現在もフランス在住)、20世紀のフランス前衛音楽の語法を中国の文化的なもののなかで消化してみせる巧みな作風を持っているのだけれど、この作品もそういう印象を受ける。20世紀の前衛音楽の源流のひとつでもあるストラヴィンスキーの三大バレエを露骨に中国化してしまった、というか。



陳其鋼:五行 Wu Xing(the five Elements) (CCCD)
ヴィーシャ(ウー) ヨーヨー・マ 陳其鋼 タン(マーハイ) デュトワ(シャルル) ベネッティ(ディディエ) フランス国立管弦楽団
EMIミュージック・ジャパン (2003/02/19)
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 CDはこちらが発売されたとき、割と話題になった記憶がある。《ヴェールを取られたイリス》、《失われた時の反映》、《五行》という作品を収録しているのだが、こちらも露骨に「中国 meets メシアン」という感じ。特に《ヴェールを取られたイリス》では京劇風の女性歌手や中国の楽器を使用しており、それを支えるのがメシアン風の和音が展開される……という日本で言うと矢代秋雄と武満徹の試みを足して2で割ったような作品である。





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