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この夏買ったCD(2013年)

以下に、この夏買ってよく聴いてたCDや最近買って良かったものを並べます。

Super Ape
Super Ape
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Lee Perry & The Upsetters
Universal I.S. (2009-03-24)
売り上げランキング: 9,009
ダブのレジェンド的存在、リー・ペリー先生の代表作(1976年)。レゲエ〜ダブにはまったく明るくなく、ウチにあるCDでもこれが唯一のその手の録音物(The Policeを含めていいなら枚数増えるけども……)なのだが、すっげえ音するなあ……とニコニコしながら聴いてしまう。年代的にはもっとハイファイのパリッとした音が録れたハズだけれども、15年ぐらい遅れた音質。それを錬金術的な音響操作で、マジカルに響かせてしまう。まさに中南米の魔術。良い音とはなんなのか、とも問いかけられるよう。

サマー・サンバ
サマー・サンバ
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ワルター・ワンダレイ
ユニバーサル ミュージック クラシック (2013-06-19)
売り上げランキング: 82,708
ブラジルを代表するオルガニスト、ワルター・ワンダレイ(ジャケットにも"Brazil's No.1 Organist"と書いてある!)が渡米後に製作した大ヒット作(1966年)。手元にある名著『ボサノヴァの真実: その知られざるエピソード』によれば、この頃すでにブラジル本国でボサノヴァ・ムーヴメントはフェイドアウトしている頃だが、米国に渡った著名ミュージシャン(トム・ジョビンとかジョアン・ジルベルトとか)が60年代末ぐらいまでブイブイ言わせていたそう。「ラウンジ・ミュージックとしてのボサノヴァの極地」とも言える大変ソフィスティケートされた演奏が聴けて、思わず気持ちがユルくなる。こういうのも大好き。

The Complete Recordings
The Complete Recordings
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Robert Johnson
Camden (2008-04-14)
売り上げランキング: 63,828
言わずと知れた初期ブルースの伝説的音楽家(a.k.a "悪魔と契約した男")。悪魔と契約しているからもっと禍々しい感じを想像していたのだが、もっと気持ちの良い音楽だった。菊地成孔がブルースについて言う「悲しい音楽なのか、楽しい音楽なのかよくわからない」というフィーリングがとてもよく表されているアルバム。どんな風にギターを弾いているかもよくわからないし、突然声がファルセットになってビックリしたり、謎めいていて楽しい。すげえ良い。

Radio Ethiopia
Radio Ethiopia
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Patti Smith
Sbme Special Mkts. (2009-08-04)
売り上げランキング: 162,361
パンクと呼ばれる音楽にはあんまり惹かれない自覚があるのだが「あ、俺もしかしてニューヨーク・パンクならすごく好きなんじゃないか!?」と思った一枚(Television大好きだし)。シャキッ、ジャリッとしたギターの音が好きである。

As One
As One
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久保田利伸
ソニーレコード (2000-09-27)
売り上げランキング: 105,803

LA・LA・LA LOVE THANG
LA・LA・LA LOVE THANG
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久保田利伸 ナオミ・キャンベル
ソニーレコード (1996-12-02)
売り上げランキング: 41,185

Neptune
Neptune
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久保田利伸
ソニーレコード (1992-07-01)
売り上げランキング: 117,198

SUNSHINE MOONLIGHT
SUNSHINE MOONLIGHT
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TOSHI KUBOTA
ソニーレコード (1995-09-10)
売り上げランキング: 93,495

BUMPIN’ VOYAGE
BUMPIN’ VOYAGE
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久保田利伸
ソニーレコード (1995-01-28)
売り上げランキング: 74,830
久保田利伸が過去に製作したデモテープ「すごいぞテープ」(下記動画はテープに収録された洋楽メドレー集)をYoutubeで聴いてしまい、久保田利伸ってすげえ、ハンパねえな、と思い、手当たり次第中古で見つけて聴きまくった。そして、最高だと思いながら、シャウエッセンを食べたくなっていた。音楽にもはや「パリッ」とソーセージを食べる音を脳内でミックスしてしまうぐらいに、久保田利伸がシャウエッセンと紐づいている。


SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE
SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE
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オリジナル・ラヴ
EMIミュージック・ジャパン (1998-09-23)
売り上げランキング: 365,040

Desire
Desire
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オリジナル・ラブ
ポニーキャニオン (1996-07-19)
売り上げランキング: 100,624

RAINBOW RACE
RAINBOW RACE
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オリジナル・ラブ ORIGINAL LOVE
ポニーキャニオン (1995-05-19)
売り上げランキング: 102,797
邦楽ではオリジナル・ラブの旧譜も聴きまくっていた(久保田利伸も田島貴男も聴いていると顔が濃くなっていきそうな感じだが、実際には外回りの営業によって、東南アジアからの留学生みたいな顔になっていっている)。この人も天才肌の音楽家だが『Desire』に収録された「少年とスプーン」で本格的にズッパマりそうな感じであった。フォーク・ロックとギター・ポップがプログレ的な展開で構成されている……というか。この前出会ったピチカート・ファイヴが好きなスペイン人(エラスムス研究者)にもグイグイ聴かせたい。

Chocolate City
Chocolate City
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Parliament
Island / Mercury (2003-04-15)
売り上げランキング: 27,862

P-Funk Earth Tour
P-Funk Earth Tour
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Parliament
Island / Mercury (1990-06-30)
売り上げランキング: 48,716
あとParliamentも初めて買って聴いた。ファンクという音楽もよく知らないわたしだが、70年代のいわゆる「アガ・パン」期マイルスのなかに含まれているファンク的な要素と機器比べると、ずっとParliamentのほうが音楽的に洗練されて聴こえる。マイルスはあくまで「ファンクっぽいなにか」だったんだろうなあ……。純なファンクを聴いてしまうと『アガルタ』に収録されている演奏も、ギンギンにワウ・ギターが鳴っている速いテンポのところよりも、チル・アウトしている(ただし、いつ盛り上がるんだろう……みたいな異様な緊張感があって落ちつかない)静かな部分のほうが面白く聴けてしまう……など、Parliamentを聴いてもマイルスについて考えてしまう、自分のなかのマイルス史観を認識した。

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