Filles de Kilimanjaro posted with amazlet at 08.11.30 Miles Davis Sbme Special MKTS. (2008-02-01) 売り上げランキング: 1497 Amazon.co.jp で詳細を見る マイルス・デイヴィスの『キリマンジャロの娘』を聴いた。これでテオ・マセロとマイルスが組み出して、アコースティック(スーツ着用期)からエレクトリック(変な服期)へと移行する過渡期のアルバムはほぼ押さえたと思う。このアルバムの次に『 In a Silent Way 』があって、ジョン・マクラフリンが参加したりするのだが、『キリマンジャロの娘』はその下準備をしているみたいな印象。異様にクールな雰囲気があって、サウンドは『マイルス・イン・ザ・スカイ *1 』のときよりも楽曲がアブストラクトな感じ。『マイルス・イン・ザ・スカイ』と『キリマンジャロの娘』の録音時期は同じ1968年で、半年も違わないのだが、音楽は結構違っている。毎日何をして過ごしたらこんな風になるのかまったくもって不明。 相変わらずトニー・ウィリアムスのドラムが大変なことになっていて燃えた(ひとりだけめちゃくちゃ忙しそう)。彼のドラム主導で音楽が盛り上がっていくのがすごく分かる。徐々に徐々に昂揚していく。そこがたまらなく良い。夜中に聴いたら確実に危ない。 *1 : Miles Davis/Miles In The Sky - 「石版!」