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トマス・ピンチョン『ヴァインランド』登場人物リスト




ゾイド・ホィーラ:主人公。ヒッピーの生き残りで元サーフロックバンドのキーボード奏者。今は精神障害者のふりをして年金をもらうことで生計を立てている。


プレーリィ:ゾイドの娘。14歳。


スライド:プレーリィの同級生。


バスター:元きこりバーのマスター。


ヴァン・ミータ:ゾイドのいたバンドのベーシスト。ゾイドとは腐れ縁の仲。


ヘクタ・スニーガ:麻薬取締局捜査官。テレビ中毒にかかって精神がイカれている。


ラルフ・ウェイヴォーン・ジュニア:キューカンバー・ラウンジ(通称〈キューリ〉)の支配人。父親が裏社会の人間でその権力で良い暮らしをしている。


イザヤ:プレーリィのボーイフレンド。60年代カルチャーが好きなパンク少年。


スコット・ウーフ:ゾイドのいたバンドのヴォーカル兼ギター。


フレネシ:ゾイドの元妻。何かヤバいことになっているらしい。


デニス・ディープリィ:ヘクタが入院している病院の医者。


エルヴィッサ:山の上に住んでいる。ゾイドの車を借りた。女。


トレント:ゾイドの家の近所に住んでいる。ダットサンをキャンパーに改装した。詩人兼画家。


RC:御霊川(ファントム・クリーク)沿いにあるザリガニ料理のお店の亭主。


ムーンパイ:RCの妻。


ティ・ブルース:「蒸気のロバ」のシェフ。


リックとチック:ボーン・アゲン自動車改造工場のオーナー。


エウセビオ・ゴメス:通称“ヴァート”。合法性の疑わしい牽引トラック・チームの片割れ。


クリーヴランド・ボニフォイ:通称“ブラッド”。合法性の疑わしい牽引トラック・チームの片割れ。


ミラド・ホッブズ:風景造成会社の株主。元役者。


ブロドウェン:ミラドの妻。


ブロック・ヴォンド:ワシントンの連邦検察の偉い人。酒と涙と辛苦の月日をゾイドに与えた張本人」。


アーニィ・トリガマン:ヘクタの相棒。


バーバ・ハヴァバナンダ:プレーリィのバイト先「菩提達磨ピザ寺院」の夜の店長。


サーシャ・ゲイツ:フレネシの母。筋金入りのアカ。


グレッチェン:アシッド・ロックのクラブ「コジミック・パイナップル」のウェイトレス。ポリネシア人に扮している。


文茂田武(タケシ):カルマ調整師。ゾイドに救われた経験がある。


フラッシュ:フレネシの現在の夫。


ジャスティン:フレネシとフラッシュの間にできた子ども。


ハッブ・ゲイツ:フレネシの父親。元海軍に所属していた。第二次大戦後はハリウッドの照明主任。思想的にはノンポリ。


ジェス・トラヴァース:サーシャの父親。組合活動員だったが反対勢力の仕組んだ事故で下半身不随になる。


クロッカー・“バッド”・スキャントリング:ジェスを下半身不随に陥れた人物。雇用者協会のまわし者。


ユーラ:ジェスの妻。組合員に囲まれて育った。


エディ・エンリコ:ジャズ・バンド「ホンコン・ホットショッツ」のリーダー。ユーラをバンドのヴォーカルとして雇っていた。


ウォラス:ジャスティンの友達。


バービー:ウォラスの母。


ラルフ・ウェイボーン・シニア:大金持ち。娘の結婚式のためにイザヤのバンドを雇った。


ジェルソミーナ:ウェイボーン・シニアの娘。


ビリー・ゲロー:イザヤが所属するバンド、ヘドーズのリーダー。


レスター:ヘドーズのリズムギター。


カーマイン・トルピディーニ:「2トン」のニックネームをもつ大男。ウェイボーン家の用心棒。


ヴィンセント:ウェイボーン・シニアの息子。ウェイボーン・ジュニアの弟にあたる。


ダリル・ルイーズ・チェイステイン(DL):フレネシの親友。日本で闇の忍術を学んだことがあるくの一。タケシのパートナーでもある。


シスター・ロシェル:東洋の深遠なる教えを守る忍びの女の会、くの一求道会のシスター。忍術の使い手。


ゲアハルト:くの一求道会でひどい料理を作る料理人のひとり。


ムーディー・チェイステイン:DLの父親。不良少年だったが軍に入隊し、終戦直後にDLを設けた。大戦後は日本でも勤務。


ノリーン:ムーディーの妻。夫の暴力に耐えつつも、夫の上司と浮気をしていた。


昇(ノボル):パチンコ屋でDLを見かけ師匠に紹介した男。


猪四郎(イノシロー):DLの師匠。闇の暗殺忍術を極めた男。DLには自らが開発した残忍な技のすべてを授けた。


ロベリア:白人奴隷として誘拐されたアメリカ人女性。


輪々爪(ワワヅメ)教授:タケシの恩人であり、〈輪々爪生命&非生命〉の代表取締役。


稔(ミノル):タケシの昔なじみ。政府おかかえの爆弾除去の専門家。かつてタケシと輪々爪生命の調査員として一緒に働いていた。


沓下さん:タケシとミノルの思い出話に出てくる人物。魂の救済を求めてチベットに来ていた。


織丹(おるに)医師:輪々爪生命&非生命の診療所の医師。デス・タッチ(一年殺し)をかけられたタケシを診察した。


御前野加々代:タケシの前妻で女優。TVドラマ『オカシナおかしなベビーちゃん』に出演していた。


オーソ・ボブ・デュラーン:「死んでいる、みたいで、ちょっと違う」シンデルロのひとり。


ティ・アン・トラン:ヴァートとブラッド牽引商会の3人目の相棒であるヴェトナム人女性。


ゴーマン・フラッフ:ジャングルの伝説的な金融ブローカー。ヴェトナム戦争中、ヴァートとブラットへとティ・アン・トランの後見人としての責任を遺贈し、死亡。


ウィード・アートマン:1984年にはシンデルロになっているが、かつてはサーフ大学の学生運動の指導者を担った大学教授だった。「ロックンロール人民共和国」がカリフォルニア州から分離独立を宣言する際も活躍したが、ブロックとフレネシの活動によって失脚した(らしい)。


シスター・メアリ・シレル:プレーリィと一緒にくの一求道会で料理を作る人。


ミセル・ロ・フィント:プレーリィと一緒にくの一求道会で料理を作る人。イタリア人の主婦。


双子さん:プレーリィと一緒にくの一求道会で料理を作る人。


マニュエル:車の修理改装屋の店主。DLのトランザムに「車遁の術」をほどこす。


ラウール:タケシの事務所にいるハイテク冷蔵ロボ。


ディッツァ・ピスク・フェルドマン:かつてフレネシとDLが所属していた「60年代映像ゲリラ部隊」<24フレーム/s>の天才映像編集者(ユダヤ人女性)。妹のズィピとともに行動していた。


ハウイ:<24フレーム/s>のメンバー。広報担当を担っていた(たしか)。


ミラージュ:<24フレーム/s>のメンバー。グループの星占い担当。


クリシュナ:<24フレーム/s>のメンバー。編集作業中のBGM選曲担当。


スレッジ・ポティート:<24フレーム/s>のメンバー。


レックス・スナヴル:サーフ大学における学生運動の主要メンバー。「ボルシェビキ・レーニン・グループ・オブ・ヴェトナム」なる過激派集団のたどった運命を研究していた。


ジンクス:ウィード・アートマンの元妻。


モウ:ウィード・アートマンの子ども。


ペニィ:ウィード・アートマンの子ども。


ウィリス・チャンコ:ヴァインランド郡のシェリフ。大麻取締りに燃える男。


カール・ボップ:元ナチスの空軍士官。ドラッグ撲滅のための航空偵察部隊を指揮していた。


ラリィ・エラズモ:ディスカウント歯科チェーン「ドック・ホリデー」を成功させた医者。シルデルロのパーティに顔を出していた。


チキータ:「ドック・ホリデー」の受付嬢。


イルス:「ドック・ホリデー」の衛生士。


エリオットX:BAAD(Black Aflo-American Division)の参謀長。レックスが大事に乗っていたポルシェ911を奪った。


ロスコ:ブロック・ヴォンドの部下。


レフティ:ゾイドが所属していたバンドのドラム。


レナード:フレネシがプレーリィを出産したときの助産夫。


ウェイド:サーシャとハッブ(フレネシの両親)にガレージを貸した人物。


ドッティ:サーシャとハッブ(フレネシの両親)にガレージを貸した人物。


ロン:ブロック・ヴォンドの策略によりゾイドが逮捕された際に、ゾイドを痛めつけた。


ウェンデル・“ムーチョ”・マース:『競売ナンバー49の叫び』の主人公、エディパの夫だった人物。『競売ナンバー……』に登場したときはLSDをキメすぎたスキゾなラジオDJだったが、『ヴァインランド』登場時はセレブになっている。


トリリウム:ムーチョの豪邸でゾイドと出会う女。


ヒューゴ・スプランクニック:コカインのやりすぎで鼻がおかしくなったムーチョを救い、ドラッグ道から回心させた耳鼻科医。


クレア:サーシャの従姉。ヴァインランドに住み着くシンデルロに少し詳しい。


チェ:プレーリィの旧友である不良少女。彼女の祖父母がウェイドとドッティである(らしい。それにしてもすごい名前。ウェイドとドッティも左翼だった、ということだろうか)。


フルール:チェの友達。


フェリペ:ヘクタ・スニーガの義理の弟。ヘクタに62年型ポンティアック・ボンネビルを貸す。


シド・リフトフ:ヘクタとアーニィ・トリガマンと組んで、フレネシを主人公とする映画を撮ろうとする男。彼もヤク中。


デビ:ヘクタの元妻。テレビ中毒の夫に嫌気が差し離婚を迫った。


ロイ・イッブル:フラッシュの担当だった連邦捜査官。


アーマ:イッブルの秘書。


エルムハースト:弁護士。民事RICO法が自分のキャリアの役に立つとにらみ、無償でゾイドの相談に乗る。


デレク:サーシャが拾ったヒッチハイカー。ブリティッシュ・パンク風のファッションに身を包んでいる。


ジェイド:プレーリィのいとこ。


エース:ハッブ・ゲイツの相棒。


ドミトリ:ハッブ・ゲイツの相棒。


アレクセイ:ソ連から密入国してきた「ビリー・ゲローとザ・ヘドーズ」の大ファン。彼の口からウラジオストックでザ・ヘドーズが大人気であることが伝えられる(ビンにつめて海に流したカセットテープがウラジオストックに流れ着いたらしい)。



 完成しました。上記のリストをファイル化して共有できるようにしました。








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