スキップしてメイン コンテンツに移動

2011年に観たライヴを振り返る





  1. 読売日本交響楽団第500回定期演奏会 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  2. Date Course Pentagon Royal Garden 菊地成孔 同一の呪法による二つの儀式 菊地成孔と菊地成孔によるダブルコンサート 巨匠ジークフェルド/菊地成孔 ダブルコンサート二日目 @新宿文化センター - 「石版!」

  3. 読売日本交響楽団第501回定期演奏会 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  4. 山下和仁 ギター・リサイタル @紀尾井ホール - 「石版!」

  5. 大友良英&飴屋法水 @新宿PITINN - 「石版!」

  6. 読売日本交響楽団第503回定期演奏会 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  7. 静寂 @高円寺HIGH - 「石版!」

  8. 読売日本交響楽団第504回定期演奏会 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  9. eX.17 ジャチント・シェルシ《山羊座の歌》完全版日本初演 平山美智子を向かえて @杉並公会堂 小ホール - 「石版!」

  10. DCPRG/ALTER WAR&POLYPHONIC PEACE @リキッドルーム - 「石版!」

  11. Arto Lindsay・大友良英 @Music Duo Exchange - 「石版!」

  12. 読売日本交響楽団第505回定期演奏会 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  13. I. S. O. @牛嶋神社(すみだ川アートプロジェクト) - 「石版!」

  14. 夜の現代音楽講習会 今夜はまるごとシュトックハウゼン @三軒茶屋 Hell's Bar - 「石版!」

  15. 読売日本交響楽団第506回定期演奏会 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  16. Core of Bells + 杉本拓 インセクトタブー アニス&ラカンカ @七針 - 「石版!」

  17. Date Course Pentagon Royal Garden GAP (golden after party) @Liquidroom - 「石版!」

  18. BOZO(津上研太 Birthday Live!) @新宿ピットイン - 「石版!」

  19. サントリー サマーフェスティバル2011〈Music Today〉〈映像と音楽〉管弦楽 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  20. M.M.S. @晴れたら空に豆まいて - 「石版!」

  21. 読売日本交響楽団 第507回定期演奏会 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  22. 菊地成孔・大友良英 デュオ @新宿ピットイン - 「石版!」

  23. 作曲家の個展2011「三輪眞弘」 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  24. 読売日本交響楽団 第508回定期演奏会 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  25. 内田光子 & ハーゲン・クァルテット @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  26. アドリアーナ・カルカニョット来日公演 《サンバの微生物》 @よみうりホール - 「石版!」

  27. ショーロクラブ 武満徹ソングブックコンサート @めぐろパーシモンホール - 「石版!」

  28. イョラン・セルシェル《時は止まって 限りない静けさと沈黙へ》 @フィリアホール - 「石版!」

  29. 読売日本交響楽団 第509回定期演奏会 @サントリーホール 大ホール - 「石版!」

  30. 渋谷毅オーケストラ @新宿ピットイン - 「石版!」


本年もお世話になりました。2011年最後のエントリとして今年の観たライヴの振り返りです。今年は3月の地震の影響で観に行けなかったライヴ、中止になった企画などがありましたがそれでも30本。良いものがたくさん観れました。





コメント

このブログの人気の投稿

石野卓球・野田努 『テクノボン』

テクノボン posted with amazlet at 11.05.05 石野 卓球 野田 努 JICC出版局 売り上げランキング: 100028 Amazon.co.jp で詳細を見る 石野卓球と野田努による対談形式で編まれたテクノ史。石野卓球の名前を見た瞬間、「あ、ふざけた本ですか」と勘ぐったのだが意外や意外、これが大名著であって驚いた。部分的にはまるでギリシャ哲学の対話篇のごとき深さ。出版年は1993年とかなり古い本ではあるが未だに読む価値を感じる本だった。といっても私はクラブ・ミュージックに対してほとんど門外漢と言っても良い。それだけにテクノについて語られた時に、ゴッド・ファーザー的な存在としてカールハインツ・シュトックハウゼンや、クラフトワークが置かれるのに違和感を感じていた。シュトックハウゼンもクラフトワークも「テクノ」として紹介されて聴いた音楽とまるで違ったものだったから。 本書はこうした疑問にも応えてくれるものだし、また、テクノとテクノ・ポップの距離についても教えてくれる。そもそも、テクノという言葉が広く流通する以前からリアルタイムでこの音楽を聴いてきた2人の語りに魅力がある。テクノ史もやや複雑で、電子音楽の流れを組むものや、パンクやニューウェーヴといったムーヴメントのなかから生まれたもの、あるいはデトロイトのように特殊な社会状況から生まれたものもある。こうした複数の流れの見通しが立つのはリスナーとしてありがたい。 それに今日ではYoutubeという《サブテクスト》がある。『テクノボン』を片手に検索をかけていくと、どんどん世界が広がっていくのが楽しかった。なかでも衝撃的だったのはDAF。リエゾン・ダンジュルースが大好きな私であるから、これがハマるのは当然な気もするけれど、今すぐ中古盤屋とかに駆け込みたくなる衝動に駆られる音。私の耳は、最近の音楽にはまったくハマれない可哀想な耳になってしまったようなので、こうした方面に新たなステップを踏み出して行きたくなる。 あと、カール・クレイグって名前だけは聞いたことあったけど、超カッコ良い~、と思った。学生時代、ニューウェーヴ大好きなヤツは周りにいたけれど、こういうのを聴いている人はいなかった。そういう友人と出会ってたら、今とは随分聴いている音楽が違っただろうなぁ、というほどに、カール・クレイグの音は自分のツ...

2011年7月17日に開催されるクラブイベント「現代音楽講習会 今夜はまるごとシュトックハウゼン」のフライヤーができました

フライヤーは ナナタさん に依頼しました。来月、都内の現代音楽関連のイベントで配ったりすると思います。もらってあげてください。 イベント詳細「夜の現代音楽講習会 今夜はまるごとシュトックハウゼン」

リヒテル――間違いだらけの天才

 スヴャトスラフ・リヒテルは不思議なピアニストだ。初めて彼のピアノを友達の家で聴いたとき、スタインウェイの頑丈なピアノですらもブッ壊してしまうんじゃないかと心配になるぐらい強烈なタッチとメトロノームの数字を間違えてしまったような速いテンポで曲を弾ききってしまう演奏に「荒野を時速150キロメートルで疾走するブルドーザーみたいだな」と率直な感想を持った。そういう暴力的とさえ言える面があるかと思えば、深呼吸するみたいに音と音の間をたっぷりとり、深く瞑想的な世界を作りあげるときもある。そのときのリヒテルの演奏には、ピンと張り詰めた緊張感があり、なんとなくスピーカーの前で正座したくなるような感覚におそわれる。  「荒々しさと静謐さがパラノイアックに共存している」とでも言うんだろうか。彼が弾くブラームスの《インテルメッツォ》も「間奏曲」というには速すぎるテンポで弾いているけれど、雑さが一切ない不思議な演奏。テンポは速いのに緊張感があるせいかとても長く感じられ、時間感覚をねじまげられてしまったみたいに思えてくる。かなり「個性的」な演奏。でも「ああ、こんな風に演奏しても良いのか……」と説得されてしまう。リヒテルの強烈な個性の前に、他のピアニストの印象なんて吹き飛んでしまいそうになる。  気がついたら好きなピアニストの一番にリヒテルあげるようになってしまっていた。個性的な人に惹かれてしまう。こういうのは健康的な趣味だと思うけど、自分でピアノを弾いている人の前で「リヒテル好きなんだよね」というと「あーあ、なるほどね」と妙に納得されるような、変な顔をされることがあるので注意。 スクリャービン&プロコフィエフ posted with amazlet on 06.09.13 リヒテル(スビャトスラフ) スクリャービン プロコフィエフ ユニバーサルクラシック (1994/05/25) 売り上げランキング: 5,192 Amazon.co.jp で詳細を見る  リヒテルという人は、ピアニストとしてだけ語るには勿体無いぐらいおかしな逸話にまみれている。ピアノ演奏もさることながら、人間としても「分裂的」っていうか、ほとんど病気みたいな人なのだ(それが天才の証なのかもしれないけれど)。「ピアノを弾くとき以外はロブスターの模型をかたときも手放さない」だとか「飛行機が嫌いすぎて、ロシア全...