スキップしてメイン コンテンツに移動

高橋メソッドで泳ぎが変った!




クロールがきれいに泳げるようになる!
高橋 雄介
高橋書店
売り上げランキング: 10917


 こちらの高橋雄介先生の本を紹介してから*1、当ブログのアフィリエイトリンクを通じて購入されている方がびっくりするぐらい多かった(ご購入いただいた方、ありがとうございました)。でも、この本買って絶対に損はないと思う(私のような水泳初心者方ならなおさら)。この本を読んで2回ぐらいプールに行ったけど、びっくりするぐらい変るんだよ……自分の泳ぎが……「あれ、俺の前世、カッパ?」ってぐらいにさ……。というわけで、本日は「高橋メソッドで何がどう変ったか」の報告。





スピードがあがった


 こちらの本で紹介されているのは「速い泳ぎ方」ではないのだけれども、本に書いてある「きれいな泳ぎ方」を試してみたら自然に泳ぐのが速くなった。自分では全然スピードを出しているつもりはないのに、気がつくと10メートルぐらい先にいる人に追いついていたりするのだ。一生懸命水しぶきをバシャバシャやってる人なんかより、ずっと速く泳げているのにはびっくりした。優雅な感じで泳いでいて、一生懸命バシャバシャやっている人をすっと追い抜けるのはなかなか気持ちいいものがある。





疲れなくなった


 最初は25メートルを1度往復すると結構息が切れて、後ろから泳いできた人に順番を譲る……みたいな感じだったのが、4往復ぐらい楽に泳げてしまう。スピードがあがっているのに、体力の消耗が減り、効率的な泳ぎができるようになっているということだろうか。きれいに泳ぐと無駄な動きや力を減らすことができるみたいである。きれいに泳ぐことを意識すれば意識するほど、連続して泳げる距離が増えていく実感がすごい。





泳ぐのが楽しくなった


 ちょっと試してみたぐらいであまりにも劇的に変っていくので、この本に書いてあることを全部体に染みこませたら一体自分の泳ぎはどれだけ上手くなるのだろうか……とドキドキしてしまう。こういうのは運動を続ける上で大変重要な事柄だと思う。水泳教室みたいに人と一緒にレッスンを受けるみたいな形式が大嫌いなタイプの人には(つまり私だけど)、この本がホントにありがたく感じるはずだ。





モテた!


 プールサイドのベンチで休憩してたら「きれいな泳ぎ方ですねー」とものすごい可愛い女の子に声をかけられて、プール後一緒に食事に行くという流れに。その後は……っていうのは、全部嘘だけど。マッチョだったり、ちょっときれいに泳げるぐらいでヤリまくれたら最高だよねー。そんな安易な世の中こないかな、マジで。来たらきたで寂しいのかな。






コメント

  1. 女性の前に,更衣室で男性から熱い視線を浴びる方が先だと思います・・・.

    返信削除
  2. ヤケドしないように気をつけます。

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

石野卓球・野田努 『テクノボン』

テクノボン posted with amazlet at 11.05.05 石野 卓球 野田 努 JICC出版局 売り上げランキング: 100028 Amazon.co.jp で詳細を見る 石野卓球と野田努による対談形式で編まれたテクノ史。石野卓球の名前を見た瞬間、「あ、ふざけた本ですか」と勘ぐったのだが意外や意外、これが大名著であって驚いた。部分的にはまるでギリシャ哲学の対話篇のごとき深さ。出版年は1993年とかなり古い本ではあるが未だに読む価値を感じる本だった。といっても私はクラブ・ミュージックに対してほとんど門外漢と言っても良い。それだけにテクノについて語られた時に、ゴッド・ファーザー的な存在としてカールハインツ・シュトックハウゼンや、クラフトワークが置かれるのに違和感を感じていた。シュトックハウゼンもクラフトワークも「テクノ」として紹介されて聴いた音楽とまるで違ったものだったから。 本書はこうした疑問にも応えてくれるものだし、また、テクノとテクノ・ポップの距離についても教えてくれる。そもそも、テクノという言葉が広く流通する以前からリアルタイムでこの音楽を聴いてきた2人の語りに魅力がある。テクノ史もやや複雑で、電子音楽の流れを組むものや、パンクやニューウェーヴといったムーヴメントのなかから生まれたもの、あるいはデトロイトのように特殊な社会状況から生まれたものもある。こうした複数の流れの見通しが立つのはリスナーとしてありがたい。 それに今日ではYoutubeという《サブテクスト》がある。『テクノボン』を片手に検索をかけていくと、どんどん世界が広がっていくのが楽しかった。なかでも衝撃的だったのはDAF。リエゾン・ダンジュルースが大好きな私であるから、これがハマるのは当然な気もするけれど、今すぐ中古盤屋とかに駆け込みたくなる衝動に駆られる音。私の耳は、最近の音楽にはまったくハマれない可哀想な耳になってしまったようなので、こうした方面に新たなステップを踏み出して行きたくなる。 あと、カール・クレイグって名前だけは聞いたことあったけど、超カッコ良い~、と思った。学生時代、ニューウェーヴ大好きなヤツは周りにいたけれど、こういうのを聴いている人はいなかった。そういう友人と出会ってたら、今とは随分聴いている音楽が違っただろうなぁ、というほどに、カール・クレイグの音は自分のツ...

2011年7月17日に開催されるクラブイベント「現代音楽講習会 今夜はまるごとシュトックハウゼン」のフライヤーができました

フライヤーは ナナタさん に依頼しました。来月、都内の現代音楽関連のイベントで配ったりすると思います。もらってあげてください。 イベント詳細「夜の現代音楽講習会 今夜はまるごとシュトックハウゼン」

リヒテル――間違いだらけの天才

 スヴャトスラフ・リヒテルは不思議なピアニストだ。初めて彼のピアノを友達の家で聴いたとき、スタインウェイの頑丈なピアノですらもブッ壊してしまうんじゃないかと心配になるぐらい強烈なタッチとメトロノームの数字を間違えてしまったような速いテンポで曲を弾ききってしまう演奏に「荒野を時速150キロメートルで疾走するブルドーザーみたいだな」と率直な感想を持った。そういう暴力的とさえ言える面があるかと思えば、深呼吸するみたいに音と音の間をたっぷりとり、深く瞑想的な世界を作りあげるときもある。そのときのリヒテルの演奏には、ピンと張り詰めた緊張感があり、なんとなくスピーカーの前で正座したくなるような感覚におそわれる。  「荒々しさと静謐さがパラノイアックに共存している」とでも言うんだろうか。彼が弾くブラームスの《インテルメッツォ》も「間奏曲」というには速すぎるテンポで弾いているけれど、雑さが一切ない不思議な演奏。テンポは速いのに緊張感があるせいかとても長く感じられ、時間感覚をねじまげられてしまったみたいに思えてくる。かなり「個性的」な演奏。でも「ああ、こんな風に演奏しても良いのか……」と説得されてしまう。リヒテルの強烈な個性の前に、他のピアニストの印象なんて吹き飛んでしまいそうになる。  気がついたら好きなピアニストの一番にリヒテルあげるようになってしまっていた。個性的な人に惹かれてしまう。こういうのは健康的な趣味だと思うけど、自分でピアノを弾いている人の前で「リヒテル好きなんだよね」というと「あーあ、なるほどね」と妙に納得されるような、変な顔をされることがあるので注意。 スクリャービン&プロコフィエフ posted with amazlet on 06.09.13 リヒテル(スビャトスラフ) スクリャービン プロコフィエフ ユニバーサルクラシック (1994/05/25) 売り上げランキング: 5,192 Amazon.co.jp で詳細を見る  リヒテルという人は、ピアニストとしてだけ語るには勿体無いぐらいおかしな逸話にまみれている。ピアノ演奏もさることながら、人間としても「分裂的」っていうか、ほとんど病気みたいな人なのだ(それが天才の証なのかもしれないけれど)。「ピアノを弾くとき以外はロブスターの模型をかたときも手放さない」だとか「飛行機が嫌いすぎて、ロシア全...