New Amsterdam (2014-10-28)
《1-Bit Symphony》の紹介動画(フランス語)
とにかく、簡素な電子音でいろいろやってますよ、というアーティストであるらしい。ヴィッキー・チョウが初演もつとめている《Surface Image》も、40chの超マルチ・チャンネルとピアノのための楽曲である。超マルチ・チャンネル作品自体には目新しさもなにもないし、今回の録音でそれが再現されているわけでもない。63分に渡る楽曲は、冒頭、ピアノのみではじまる。これが、ザ・ミニマル・ミュージック、というやつで「スティーヴ・ライヒのパクりみたいなヤツをまた掴んでしまった……」と思った。が、曲が進むにつれて良くなってきた。
《Surface Image》のライヴ映像
目新しくないけれど、やはり40chの電子音の物量感は素晴らしく、反復によってもたらされる高揚感はブルックナーやモートン・フェルドマンに近いものがある。新宿のタワレコのニューエイジ・コーナーとかが似合う感じではあるが、なかなかいいじゃないですか、と思った。
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