シド・バレットがいたころのピンク・フロイドのセカンド・シングル「See Emily Play」のPV。サイケとポップがゆるくまとまった名曲なんだけれどファースト・アルバムには未収録。聴くには『ピンク・フロイドの道』というレアトラックとかを集めた編集盤を買わなくてはいけないのがEMIっぽい商売の仕方だと思う。ボートラで付けてくれたら良いのに!金に汚い!!東芝EMIにしても紙ジャケが輸入盤の2倍ぐらいの値段するからムカつくよな。
「ピンク・フロイドならファーストが最高!」とシド・バレット原理主義みたいな人が結構いるんだけど(私もやっぱりシド・バレットが好きだからファーストが一番好きだ)、その後の金とアート志向な試みが結実した作品も見逃せないと思う。特に映像作品『Live at Pompeii』は必見。その名の通りヴェスヴィオ火山の大噴火によって死滅した都市国家ポンペイの遺跡(世界遺産!)でのパフォーマンスを収録してるんだけど、もう演奏も映像も最高です。「バンドをやるからには武道館か東京ドームでのライヴを目指す」とか甘いこと言ってないで、日本のプロ志向バンドの方々にはもっと大きなこと言って欲しいね。白神山地とか屋久島とか。
ああ、もう試みがバカ過ぎてカッコ良い。この狙いの大きさというか洗練されていなさが70年代ロックの特色だと思われ、こういうものを好きになってしまうと二度と離れられない(ロック以外だとフリージャズとフュージョンも「洗練されてなさ」が好きだ)。クラブジャズとかポスト・ロックとか生ぬるいこと言ってんじゃねぇぞ、オラァ!!
デヴィッド・ギルモアの「頭の狂ったライ・クーダー」みたいなスライド・プレイが堪らん。
こんにちは。箱根アフロディーテ、映像に残っているんでしたっけ……。B面の曲が好きです。
返信削除私は、箱根での”Atom Heart Mother”がいいっす。
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