グレン・グールドのシェーンベルク

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 Youtubeでシェーンベルクを検索したところ、グレン・グールドとユーディ・メニューインが《幻想曲》という作品を演奏している映像が出てまいりました。これは第二次世界大戦後に書かれた曲ですね。このときにグールドとメニューインが作品について語っている映像もアップされていますが、二人の会話の内容が結構面白い。「これはすごい技術的にも難しい作品だけれども、とても純粋な作品だと思うよ。バッハのようにね」とメニューインは非常に優等生的なシェーンベルク解釈を行っている。このとき彼は「私は楽譜を見ないとこんな難しい曲は弾けないけど、彼はすごいよね。こんな曲でも暗譜で弾いちゃうんだから!」と思っていたそうです。



Gould Meets Menuhin
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 この時期のグールドの12音音楽に対する熱の入れようはかなりのもので、ある作曲家との対話のなかで「小さな子供を誘拐して、山小屋に監禁するんだ。もちろん外の情報からは隔絶したようなところでね。そうして現代音楽だけを聴かせる。12音音楽だけを慎重に選んで。そうしたら絶対に子供は12音音楽で鼻歌を歌うようになるはずだよ!」と怖いことをすごく楽しそうに語っている姿が印象強く残っています。





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