http://www.sankei.co.jp/news/061130/kok013.htm
米元響子さんがパガニーニ・コンクールで優勝しました。18歳で日本音楽コンクール優勝してから応援していたので「世界的なタイトル」での初優勝おめでとうございます、と言いたい。今回優勝した「パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール」は、イタリアで開催される有名な方(庄司紗矢香が優勝している方)じゃなくて、ロシアで開催されている比較的新しいコンクールらしい*1。紛らわしいし、パガニーニ・コンクールが複数あるのはなんか微妙なので別な名前にしたら良いのに、と思う。「オイストラフ・コンクール」とか「コーガン・コンクール」とか……。
この人、日本音楽コンクールで優勝する前の年にも同じコンクールで二位だったり、ロン=ティボー国際音楽コンクールでも3位(2002年)。あと1997年にも有名な方のパガニーニ・コンクールでも4位取ってるらしい。今回の受賞を聞いて「既にプロとして国内での演奏活動を行っているのに、まだコンクールに出続けてたのか」と結構びっくりしたんだけど「宣伝活動」みたいなものなんだろうか。五嶋龍をCDデビューさせるぐらいなら、彼女の演奏をリリースして欲しいよ……。
プロフィールを確認してみたら、さらにコンクール受賞歴があった。「第6回フリッツ・クライスラー国際ヴァイオリン・コンクール」でも3位(2005年)、「エリザベート国際音楽コンクール2005」でも入選してるみたい。っていうか、こんだけ有名な国際コンクールに出て、毎回1位を逃し続けてた、っていうのもなんかすごい。「コンクール荒らし」みたいな受賞歴にはもう「1位とるまでやめねぇ!」って言う意地さえ感じる。
現在はボリス・ベルキンの下で研鑽を積む日々だとか。「ザッハール・ブロン門下ではないヴァイオリニスト」って最近の日本では珍しい気もする。早いところ日本に凱旋してきて欲しいです。
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