http://www.asahi.com/obituaries/update/0804/001.html
エリザベート・シュワルツコップさん(ドイツのソプラノ歌手)が3日、オーストリア西部シュルンスの自宅で死去、90歳。オーストリア通信などが伝えた。死因は明らかにされていない。
旧ドイツ帝国東部ポズナニ近郊のヤロチン(現ポーランド)生まれ。ベルリンで学び、ウィーン国立歌劇場で活躍した。指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンに認められて、英コベントガーデンやミラノ・スカラ座などで成功、マリア・カラスらとともに20世紀を代表する名ソプラノとなった。英レコード会社EMIプロデューサーと結婚し、英国籍を得た。モーツァルトやシューベルト、ボルフらの歌曲が得意で、リヒャルト・シュトラウスのオペラ「ばらの騎士」の元帥夫人がはまり役だった。68年から74年にかけて来日公演した。79年に引退したが、後進の指導に力を入れた。バリトン歌手トーマス・ハンプソンさんは教え子の一人。
私が音楽を聴き始めた頃にはとっくに引退していたけれども、一番好きなソプラノ歌手でした。ソプラノ歌手と言えばマリア・カラスよりもシュヴァルツコップ。公私のパートナーだったウォルター・レッグは、彼女の引退コンサートを聴きに行って亡くなっているのですが、このレッグ/シュヴァルツコップという組み合わせは20世紀の音楽界で最も音楽に厳格だった夫婦だったように思います。女性性に流れないカッコ良いソプラノ。フルトヴェングラー/バイロイト祝祭管弦楽団の《合唱付》は有名だけれどもモーツァルトのアリア集などがとても良い。あとはクレンペラーとの《ドイツ・レクイエム》など。
ご冥福をお祈りします。
シュワルツコップ(エリザベート) プリッチャード(ジョン) フィルハーモニア管弦楽団 モーツァルト
東芝EMI (2004/12/08)
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あらら!なくなったんですね!学校でよくおせわになりました(CDかりてた)。マリアカラスの声イヤ派です。
返信削除むしろ私はマリア・カラスを聴いたこと無い派です。
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