曲目
イェルク・ヴィトマン(1973-):「コン・ブリオ」~オーケストラのための演奏会用序曲(2008)
エンノ・ポッペ(1969-):「市場」~オーケストラのための(2008/2009)
マルティン・スモルカ(1959-):「テューバのある静物画 または 秘められた静寂」~ふたつのテューバとオーケストラのための3楽章(2007-2008)
ブリス・ポゼ(1965-):「ダンサー」交響曲第5番~大オーケストラのための(2008)
出演
指揮=杉山洋一
テューバ=橋本晋哉、佐藤潔
管弦楽=東京都交響楽団
サマー・フェスティバル3日目は〈音楽の現在〉の管弦楽編。ようやく大ホール講演って感じで期待してたんですが、なんかめちゃくちゃ寝てしまったため、感想がほとんど書けません。なんか超良い席取ってしまって、湯浅譲二、池辺晋一郎、松平頼暁……といったある種のレジェンド的作曲家のなかで爆睡しちゃったから下手したらつまみだされかねなかった、と思う(そういう大御所がスタッフに秘密のサインを出すと私のような客が処理される仕組を妄想)。
唯一マルティン・スモルカの作品は通して聴けました。今日のプログラムでは唯一の「音数少ない」系の曲だったんですが、エモーショナルな静寂っつーか、逆ブルックナーみたいな音が非常にグッときた。ペルトやカンチェーリを想起させなくもないんですが、またちょっと違う。ホールに全然人がいませんでしたから余計なんでしょうけれど、耳なりが音になって痛く聴こえるぐらい強い沈黙が書かれている。たまたま起きてただけ、ってそれだけかもしれないけど、すごく魅力的で録音があったら聴いてみたい、と思いました。
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