スキップしてメイン コンテンツに移動

なにバトン?



 月曜からたらふく寿司を食って帰ってきたら、硬派ブロガーとして名をはせているid:duke377さんからバトンが回ってきていました。性病と負債意外ならなんでももらう、というポリシーをもった軟派ブロガー……になりたい私から回答をいたします。




【ドラえもんの秘密道具でいちばん欲しい物は?】


 入りこみ鏡(鉄人兵団!)。誰もいない世界の、誰もいないジュンク堂書店の椅子に座ってひたすら読書とかしたいです。


【オススメの漫画は?】





 諸星大二郎のなかで一番ジャンプっぽい感じがする。いつ完結するのかわからないけど、常に続きを待ち望んでいます。怪奇マンガでは『暗黒神話』『孔子暗黒伝』『マッドメン』あたりはマスト。


【行きたい旅行先は?】


 銀山温泉で湯治したい。楽器持ち歩くようになったら腰痛が再発したので……。


【毎日これだけは欠かせない!ってことを教えてください。】


 腕立て伏せ、腹筋、スクワットを各30回。飲んでない日以外は必ずやる。それで手に入れた肉体がこれやー!


筋肉定点観測


 カッチカチやぞ!(リフレイン)


【今まで回答してきた中で必要ないと思った問いを一つ外し、欠番になった番号に自分で考えた問いを入れて次の人に回してください。】


 『あなたの好きな失恋ソングの歌詞を載せてください』……強いて言えば、シューベルトの《冬の旅》だろうか……。



D



ライアー回し


村の向こう側に


一人のライアー回しが立つ。


かじかんだ指で


自分にできる曲を回す。


はだしで氷の上を


あちこちよろめき歩く。


彼の小さな皿は


いつまでも空のまま。


誰もその音を聞かず、


誰もその姿を見ない。


老人の周りでは


犬たちが吠え立てる。


それでも彼はすべてを


なるがままにまかせる。


自分のライアーを回して


その音を止めない。


風変わりな老人よ、


僕もあなたと共に行っていいだろうか?


僕の歌に合わせて


あなたのライアーを回してはもらえないか?



 次の質問は「ねぇ……今どんな色の下着はいてるの?」です。もうちょっとつっこんでいいなら「レースはどんな感じで入ってるの?」も加えたい。


【今お気に入りのおやつを教えてください。】


 カレ・ド・ショコラのフレンチ・ミルク、またはダースのミルク。安くて美味しいチョコレートを食べながら仕事をしています。あと、期間限定のばかうけ(梅味)はヤバイ!ばかうけで梅味って美味しいに決まってるじゃないか!!


【おすすめのCAFEはありますか? 】


 池袋の西口にある「ポエム」という喫茶店はよく行ってた。店のマスターが宮島喬(デュルケムとか翻訳している社会学の偉い先生)にそっくり。あと、上板橋の駅前にある珈琲館は、ツナサンドとホットケーキが美味しいです!(昔のバイト先。サンドイッチ系のヴォリュームが異常)


【カラオケでよく歌う曲は?】


 ビートルズの後期作品をひたすら歌った後、最高に盛り上がってきたところでプリンス「Purple Rain」。歌えないけど勢いだけで楽しむ。


【好きな小説家は?】


 南北アメリカ大陸の作家。ガルシア=マルケス、フエンテス、ピンチョン、エリクソン、ヘミングウェイあたりが。フォークナーやジョン・バースは苦手。日本だと村上春樹、中原昌也、古川日出男……あとココロ社さん!(彼は次回作が楽しみな日本人作家ナンバーワンだ!)



【idとHNの由来教えてください!】


 机の上においてあったドイツ語の辞書を適当に開いて目に付いたのがGeheimagent。HNは普通に名前のイニシャルです。


【好きなアーティストのオススメのCDを1枚、教えてください。】



ブラームス : ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
バックハウス(ウィルヘルム) モーツァルト ブラームス ベーム(カール) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブラペック(エマヌエル)
ポリドール (1999/06/02)
売り上げランキング: 1863



 好きなアーティストのオススメの一枚となるとヴィルヘルム・バックハウス/カール・ベーム/ウィーン・フィルのブラームス、ピアノ協奏曲第2番。ブラームスの交響曲における構築性と、室内楽における温かみが一曲で同時に味わえる最高な作品。この時期のベーム/ウィーン・フィルはホントに良い!


【自分または家族のよく作る郷土料理を教えてください。】


 郷土料理ではないけれど、切干大根(ウチでは凍み大根という)を煮たヤツ。あと、大根とにんじんが入った醤油ベースのお雑煮。美味いよ……。


【1日誰かとチェンジできたとしたら誰と?そして何をしたい?】


 クリント・イーストウッドになって、目を細めながら遠くを見つめたい。


【バトンをまわす5人を絶対に指名してください。アンカー禁止。】


 豊真将関と鶴竜関と豪栄道関と千代大海関とドルジに答えて欲しい!よろしく!!





コメント

このブログの人気の投稿

石野卓球・野田努 『テクノボン』

テクノボン posted with amazlet at 11.05.05 石野 卓球 野田 努 JICC出版局 売り上げランキング: 100028 Amazon.co.jp で詳細を見る 石野卓球と野田努による対談形式で編まれたテクノ史。石野卓球の名前を見た瞬間、「あ、ふざけた本ですか」と勘ぐったのだが意外や意外、これが大名著であって驚いた。部分的にはまるでギリシャ哲学の対話篇のごとき深さ。出版年は1993年とかなり古い本ではあるが未だに読む価値を感じる本だった。といっても私はクラブ・ミュージックに対してほとんど門外漢と言っても良い。それだけにテクノについて語られた時に、ゴッド・ファーザー的な存在としてカールハインツ・シュトックハウゼンや、クラフトワークが置かれるのに違和感を感じていた。シュトックハウゼンもクラフトワークも「テクノ」として紹介されて聴いた音楽とまるで違ったものだったから。 本書はこうした疑問にも応えてくれるものだし、また、テクノとテクノ・ポップの距離についても教えてくれる。そもそも、テクノという言葉が広く流通する以前からリアルタイムでこの音楽を聴いてきた2人の語りに魅力がある。テクノ史もやや複雑で、電子音楽の流れを組むものや、パンクやニューウェーヴといったムーヴメントのなかから生まれたもの、あるいはデトロイトのように特殊な社会状況から生まれたものもある。こうした複数の流れの見通しが立つのはリスナーとしてありがたい。 それに今日ではYoutubeという《サブテクスト》がある。『テクノボン』を片手に検索をかけていくと、どんどん世界が広がっていくのが楽しかった。なかでも衝撃的だったのはDAF。リエゾン・ダンジュルースが大好きな私であるから、これがハマるのは当然な気もするけれど、今すぐ中古盤屋とかに駆け込みたくなる衝動に駆られる音。私の耳は、最近の音楽にはまったくハマれない可哀想な耳になってしまったようなので、こうした方面に新たなステップを踏み出して行きたくなる。 あと、カール・クレイグって名前だけは聞いたことあったけど、超カッコ良い~、と思った。学生時代、ニューウェーヴ大好きなヤツは周りにいたけれど、こういうのを聴いている人はいなかった。そういう友人と出会ってたら、今とは随分聴いている音楽が違っただろうなぁ、というほどに、カール・クレイグの音は自分のツ...

2011年7月17日に開催されるクラブイベント「現代音楽講習会 今夜はまるごとシュトックハウゼン」のフライヤーができました

フライヤーは ナナタさん に依頼しました。来月、都内の現代音楽関連のイベントで配ったりすると思います。もらってあげてください。 イベント詳細「夜の現代音楽講習会 今夜はまるごとシュトックハウゼン」

リヒテル――間違いだらけの天才

 スヴャトスラフ・リヒテルは不思議なピアニストだ。初めて彼のピアノを友達の家で聴いたとき、スタインウェイの頑丈なピアノですらもブッ壊してしまうんじゃないかと心配になるぐらい強烈なタッチとメトロノームの数字を間違えてしまったような速いテンポで曲を弾ききってしまう演奏に「荒野を時速150キロメートルで疾走するブルドーザーみたいだな」と率直な感想を持った。そういう暴力的とさえ言える面があるかと思えば、深呼吸するみたいに音と音の間をたっぷりとり、深く瞑想的な世界を作りあげるときもある。そのときのリヒテルの演奏には、ピンと張り詰めた緊張感があり、なんとなくスピーカーの前で正座したくなるような感覚におそわれる。  「荒々しさと静謐さがパラノイアックに共存している」とでも言うんだろうか。彼が弾くブラームスの《インテルメッツォ》も「間奏曲」というには速すぎるテンポで弾いているけれど、雑さが一切ない不思議な演奏。テンポは速いのに緊張感があるせいかとても長く感じられ、時間感覚をねじまげられてしまったみたいに思えてくる。かなり「個性的」な演奏。でも「ああ、こんな風に演奏しても良いのか……」と説得されてしまう。リヒテルの強烈な個性の前に、他のピアニストの印象なんて吹き飛んでしまいそうになる。  気がついたら好きなピアニストの一番にリヒテルあげるようになってしまっていた。個性的な人に惹かれてしまう。こういうのは健康的な趣味だと思うけど、自分でピアノを弾いている人の前で「リヒテル好きなんだよね」というと「あーあ、なるほどね」と妙に納得されるような、変な顔をされることがあるので注意。 スクリャービン&プロコフィエフ posted with amazlet on 06.09.13 リヒテル(スビャトスラフ) スクリャービン プロコフィエフ ユニバーサルクラシック (1994/05/25) 売り上げランキング: 5,192 Amazon.co.jp で詳細を見る  リヒテルという人は、ピアニストとしてだけ語るには勿体無いぐらいおかしな逸話にまみれている。ピアノ演奏もさることながら、人間としても「分裂的」っていうか、ほとんど病気みたいな人なのだ(それが天才の証なのかもしれないけれど)。「ピアノを弾くとき以外はロブスターの模型をかたときも手放さない」だとか「飛行機が嫌いすぎて、ロシア全...